伊勢原のお伊勢さん?
『うつし植ゑて 共に老木の 桜花 なれも昔の 春や恋しき』(太田道灌)
今回は、神奈川県伊勢原市『伊勢原大神宮』です。
ちなみに、太田道灌のお墓、伊勢原にあるんですってね。
伊勢原と伊勢の神宮
[所在地]
神奈川県伊勢原市伊勢原3-8-1
[電車]小田急小田原線「伊勢原駅」~徒歩10分
または「伊勢原駅」~バス3分「大神宮前」下車
[御祭神]内宮・・・・・天照大御神(あまてらすおおみかみ)
外宮・・・・・豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)
[御由緒]創建は、江戸時代初期(1615~1624)のことであると
伝えられているそうです。
元和6年(1620)、伊勢国の山田曾右衛門と鎌倉の湯浅清左衛門は、
大山参詣の途中、千手原という松原に一夜の宿を求めたところ、
水音を聞いて開墾可能であることを悟り、
当時この辺りを支配していた中原代官・成瀬五左衛門の許可を得て、
開墾に着手しました。
そこにだんだんと、粕谷あたりより人が集まり、
現在の伊勢原市街の基礎ができました。
曾右衛門は、この開拓地の鎮守として、
故郷である伊勢の神宮の神様を勧請し、
奉祭することにしました。
こうして創建されたお宮の御祭神に由来して、
この地は「伊勢原」と呼ばれるようになったのです。
ここ『伊勢原大神宮』では、伊勢の神宮にならって、
内宮に天照大御神、外宮には豊受姫大神が
別々にお祀りされています。
全国でも珍しい社殿構造になっています。
境内に、神宮遥拝所が設けられ、
こちらより伊勢の神宮をお参りすることができます。
親しみやすさが、グ~!
さてさて、『伊勢原大神宮』なんですが、
この神社の良いところは、なんと言っても、
「親しみやすさ。」いわゆる「フレンドリ~」
っていうとこですね。
神主さんも、きさくに挨拶して下さいますし、
巫女さんは、感じがよくて可愛いし。
うちの狸男も、巫女さんのポイント高いらしく、
けっこうお気に入りの神社です。
境内には、ジュースの自販機、ベンチ等があり、
市民の憩いの場にもなっているようです。
この、「親しみやすい」神社って、
重要なポイントなんですよね。
お散歩がてら、「お参りに寄って行こうか。」と
気楽に立ち寄れるって大事。
さすが、日本国の最高位にあらせられる天照大御神様。
人々が惹きつけられるわけですね。
写真は、シンボルマークの「トキオコシ」。
内宮と外宮を表現したものだそうです。
人生諸事何事も和やかに進むよう
「万事円満」を祈念する伊勢原大神宮の象徴となっています。
(次回へ続く・・・・・。)
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