「越後の龍」「毘沙門天」
『上杉神社』は、米沢市街のとてもわかりやすい場所にあります。
「松が岬公園」(米沢城址)のなかにあるので、参拝後は公園内を見て回るのも楽しそうです。
猫田は、車利用だったので、公園前の大きい駐車場が便利でした。(無料)
駐車場から橋を渡っていけば、すぐに『上杉神社』の鳥居があります。
写真は、その橋の上。「龍」と「毘」の旗が印象的です。
上杉謙信が戦いに際して「龍」の文字の旗印(懸かり乱れ龍)を使っていたので、謙信は、「越後の龍」とも呼ばれました。
また、自分は毘沙門天の生まれ変わりだと信じていて、「毘の一字旗」も用いていました。
ちなみに、「龍」の旗は総攻撃の合図に使われた旗だそうです。
さらに「越後の虎」
手水舎には、「虎」が水を吐いていました。
さすが『上杉神社』。
ここに「虎」がいるとは・・・・。
何故「虎」なのか。
「越後の虎」とも呼ばれた上杉謙信は、本名の「長尾影虎」、後「上杉輝虎」によります。
「謙信」は、出家後の号です。
お参り
門をくぐり拝殿へ。
米沢城本丸跡の上に建てられているので、心なしか重厚な雰囲気が漂っています。
境内に上杉氏ゆかりの文化財を多数収蔵する「稽照殿」があります。
上杉謙信
上杉謙信公の銅像。
上杉鷹山
こちらは、上杉鷹山公。
上杉鷹山(ようざん)は、江戸時代中期の大名。出羽国米沢藩9代藩主です。
領地返上寸前の米沢藩再生のきっかけを作り、江戸時代屈指の名君として知られています。
なせば成る なさねば成らぬ何事も 成らぬは人の なさぬなりけり
鷹山を知らなくとも、この言葉は知っているという人は多いでしょう。
米沢藩主の鷹山が家臣に教訓として詠み与えたといいます。
それより以前に武田信玄が詠んだ
「為せば成る、為さねば成らぬ。成る業を成らぬと捨つる人の儚さ」
を変えたものといわれています。
苔のきれいな緑にお言葉が映えてます。
トイレ
境内出たところに「観光案内所」があり、そこにトイレも完備。
駐車場にもおおきなトイレがあります。
キレイに整備された公園なので、トイレは安心して利用できそうでした。
猫田おススメ度
『上杉神社』、「松が岬公園」(米沢城址)と合わせて総合評価☆☆☆☆☆(5/5満点)
雨がひどく、時間もなかったので、他を見学したりできず残念でした。
行く際には、ゆっくり公園内を見て回るのが良さそうです。
歴史好きな人なら一日中楽しめるところだと思いました。
おまけ
「西吾妻スカイバレー」にある「不動滝」です。ちょうど紅葉が始まった頃でした。
この「西吾妻スカイバレー」を行くと「最上川の源流」もあるそうです。
(この滝は、源流ではありません。)
この道路は、昔戦国時代、山形県米沢と会津の合戦で、徒歩や馬で越えていた道路だそうです。
「小さい秋ならぬ、大きい秋みつけた」猫田でした。
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