日本三大楼門のひとつ
それでは、お参りです。
一礼して大鳥居をくぐり、広い参道を進みます。
この大鳥居は、東日本大震災で倒壊した御影石の鳥居にかわり、境内に自生する杉の巨木を用いて平成26年に再建されたものです。
今年(平成28年)8月、塗装工事する予定みたいです。
手水舎でお清めを済ませ、楼門をくぐります。
この楼門、阿蘇神社(熊本県)・筥崎宮(福岡県)とともに「日本三大楼門」のひとつなんですよ。
へぇ~!
御本殿は北向き!
ここ『鹿島神宮』の御本殿は、珍しくて「北向き」なんです。普通、神社の御本殿は東向きか南向きです。
『鹿島神宮』の神様が、ずっと北(東北地方)方面に睨みをきかせているんです。
昔、朝廷にとって、東北地方の平定はとても重要な課題だったのがわかりますね。
では、神前でお参り・・・・・。
写真の拝殿は、サッパリした感じに見えますが、奥にある御本殿はけっこうにぎにぎしいです。
御本殿の真裏には、御神木の樹齢約1,300年、高さ約40mの杉の木が見えます。
そして、御本殿の対面に、仮殿があります。元和4年(1617)、社殿造営のため、徳川2代将軍秀忠公が奉納しました。まずこの仮殿に神様をお遷ししてから、旧本殿を奥宮まで曳いていき、跡地に新しい社殿を造営したのです。
奥参道
では、奥参道へ。
『鹿島神宮』の樹叢は、茨城県指定の天然記念物だそうで、まさに森林浴。この日は、とても暑い日だったのですが、奥参道へ入って行ったとたんに、涼やかですっきりした空気に変わりました。
ちなみに、境内地は東京ドーム15個分だそうです。(凄!)
広々とした参道は、葉っぱひとつ落ちていないくらい、いつもきれいに掃き清められています。
神様のお使いは「鹿」
しばらく行くと、左手に「鹿園」があります。
こちらの「鹿園」には、20頭ほどの鹿が飼育されています。
その昔、『鹿島神宮』の神様を御分霊して、奈良の『春日大社』を創建する際、鹿が神様を背にお乗せして運び手を担ったことから、鹿が「神鹿」として大切にされているそうです。
「鹿園」横の売店で、鹿のエサ(切ってある人参)を売っているので、購入すると、鹿の近くの柵前で食べさせることができます。
人参をねだって、鹿が「キュウキュウ」鳴くのが聞こえました。鹿の鳴き声、初めて聞きました。可愛い。
この「鹿園」の鹿たちは、本当に大切にされている様子で、毛並みもきれいだし、臭いもなく、鹿たちが寝そべる木陰には、藁(?)のようなものが敷かれて、フカフカみたい。
子鹿もたくさんいましたよ。
では、次回「奥宮」をお参りしましょう!
(続く・・・・・。)
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