結界
「安倍晴明公が張り巡らせた五角形の結界の内にいるんだ。」
という事実だけでも、テンションがかなり上がりますね。やっぱり。
では、お参りしなきゃ。
手水舎でお清め。
手水舎の横には、「願掛け撫で牛」がいます。
境内には、天神様があり、牛は天神様(菅原道真公)のお使いとされています。
「学芸上達」「試験合格」「幼児の発育保全」「病気平癒」
「厄除開運」のご利益があるそうです。なでなでしました。
八咫烏
『熊野神社』ご神紋は、「八咫烏」です。
「八咫烏」は三本足の大きな烏で、神武天皇が東征の際、熊野から大和へ入る山中、道に迷った時に、「八咫烏」の先導により無事に大和に入ることができました。(「古事記」「日本書紀」)
ここ『(立石)熊野神社』のご神紋は、「八咫烏」を正五角形が囲んでいます。安倍晴明公の陰陽五行説に従って境内がかたどられ、今日に伝えられていることを意味しているそうです。
御神体
そして、この神社の、もひとつスンゴイとこ。
御神体が「神代の石剣」なのです。関東地方では、極めて珍しいらしいです。立石の地名の由来とされる説もあるそうです。
「熊野神社の神代の石剣」として全国的に有名になり、江戸市中はじめ多くの崇敬を集め、連日参拝者が群れを成したといわれていると。(江戸時代)
石剣は、二尺四寸(約70cm)あり、信仰の的だったそうです。
お参り
では、神前へ。静かにお参りしましょう。
玉垣にかこまれた御社殿前は、ひっそりと静かでした。
正五角形の境内の、更に中心となる場所。
ピンッ!と、良い空気。
御社殿両脇にあるご神木の「夫婦楠」からもパワーを頂きました。
秘伝の「御守り」!
参拝後、境内をブラブラ。掲示板に、この神社のことが載った新聞・雑誌記事が掲示されていて、興味深かったですね。
掲示板にはもちろん、この方の記事もありました。
「東京新聞」の記事。
私は、この記事でこの神社の存在を知りました。
そして、この神社には、またまたとんでもないものが!
秘伝の御守り「金烏守」。
この御守りについていた説明書に、
「この御守りは『禍(凶)を転じて福(吉)となす』即ち 凶相を吉相に 災厄を除き福を招く御守りです」
とあります。
この御守りは、安倍晴明公が著したとされる陰陽道の秘伝書「金烏玉兎集」によるものと伝わるそうです。
中身の御守り本体は、熊野大神の神使「八咫烏(太陽に住む金色に輝く三本足の大きな烏)」と「玉兎(月に住む兎)」をあしらったもので、「除災厄除」「病気平癒」「方位除」に霊験あらたかな秘伝の御守りだとのこと。
平成20年、ご鎮座一千年記念として、300年ぶりに復活した御守りなんですと。
家で、こっそり中を見てみたら、
「!」
このような御守りは、初めて見ました。
陰陽道の護符です。普通に神社で頂く御守りとは、違うものですね。
さすがに写真に撮るのは、はばかられました。
ポニー
境内には幼稚園があって、そこで2頭のポニー(ミニチュア・ホース?)が飼育されているようです。
きれいで、かわいかったですよ。
上手く写真撮れなかったけど。
猫田家おススメ度評価
さて、それでは『(立石)熊野神社』おススメ度評価は?
☆☆☆☆☆(満点)!
なんてったって、安倍晴明公の技で結界を張られた神社ってことが強烈ですね。
それも、東京23区内。
ちょっと、珍しい神社でした。
※今回は、お題である「トイレ」情報はありません。
「参拝者用トイレ」が無かったためです。あしからず。
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