一之宮って?
ひさしぶりに、「神社まめ知識」コーナー!
今回のテーマは、「一之宮」です。
よく大きな神社って、名前のところに、「○○国一之宮 ○○神社」ってありますよね。
で、なんとなく、大きい神社には、「一之宮」って付いてるもんだと、思っていたりします。
(いや、そんな風に思っていたのは、私だけ?)
確かに、「一之宮」がつく神社は、大きいところがほとんどですけど。
ちゃんとした意味があんのよ!
さて、本題「一之宮」とは。
昔々、平安時代の頃。
地方の長官である国司(今でいう知事とかでしょうか)は、赴任すると、真っ先に、その土地(国)の諸神社を参拝することになっていました。
昔は、その土地(国)において篤い崇敬を集めている神社を参拝し、幣帛(お供え)を捧げることは、地方政治の運営上欠かせない、最優先の「まつりごと」だったのです。
やがて、これらの神社が序列化され、その国内で第一位の地位を占めた神社を「一之宮」とし、次いで「二之宮」「三之宮」などとしました。
ちなみに、我が家の近所には、「七之宮」まであります。
これを、一般的に「一宮制」と呼び、一種の社格となっていきましたとさ。
さらに、国司は国内諸神社の巡拝の負担を軽くするため、国府内やその隣接地に一之宮・二之宮以下の神様を勧請し、一括して祀ることもありました。これは、「総社」と呼ばれます。
地方で「一之宮」ができた頃、中央(京都など近畿周辺)では、朝廷から格別の崇敬を受ける神社が集中し、その数から「二十二社」と呼びます。
社格については、「式内社」「名神大社」「官幣大社」・・・と、他にも色々ありますが、それは、またいずれ記事にします。
関東周辺「一之宮」
では、現在、猫田家が絶賛実施中の「関東周辺一之宮巡り」を紹介します。
まず、どっかの神社で「全国一之宮地図」「地方別一之宮地図」(無料)を頂いてきて、「関東編」に注目。日帰りで行かれる神社を全て踏破する目標をたてました。
猫田家の日帰りの条件…片道180km以内で、主要高速道路が利用可能なところ。また、山道が含まれる場合は、所要時間は片道2時間前後であること。(かなりアバウト)
そして、参拝したことある神社には、狸子が「地図に〇をつける係」になりました。
私、シルキー猫田は「総監督」、狸男は「運転および御朱印帳係」。
時折参加の狸母は「お土産係」と、係分担もバッチリです。
それでは、次回、「関東周辺一之宮」を紹介します。
(続く・・・・・。)
コメントを残す