しっとり、まぁるい空気に満ちています。
それでは、ここで、猫田家評価コーナー!
『安房神社』おススメ度
評価★★★★★+(満点プラス)
桜が、そりゃ見事だったので、今回の参拝では
プラスの加点がつきました。
春のせいでしょうか。
ここの空気は、なんとなくしっとりと、まるい感じがします。
境内の池の緑と、桜のコントラストも純日本的。
少し遠いけれど、この神社に行くと
いつも「あ~!来て良かった!」と、
思えるんですよね。
心身が清浄になってくのを、実感できるからかな。
境内の後方の、吾谷山(あづちやま)からは
ご神気が漂ってきています。
境内・吾谷山周辺からは、縄文時代後期の遺跡や
人骨が発掘されているそうです。
遠く阿波からやって来た、古代の人々は、
このお山を、神様を祀る神聖な場所としたのですね。
昔の人々は、現代の人間よりも、
自然の力を感じ取る感覚が鋭かったようです。
良い気が集まる場所など、よくわかっていたのでしょう。
ちょっと、怖かったけど。
前回の記事でも紹介しましたが、
ここ『安房神社』の起源は、阿波国から船でやってきた
「忌部氏」が、ここ房総の地を開拓した説にあります。
「房総」「上総」「下総」など、「総」という字は、
「麻」の意味で、古代の祭祀では、「麻」は重要なものでした。
忌部氏は、上陸したこの地で麻の栽培を始め、
成功したことにより、「麻=総」で地名に「総」がついたと。
和7年、安房神社境内周辺から人骨22体が発掘されました。
縄文後期~弥生時代のものだとか。
おそらく、古代「忌部氏」一族のものであるとされて、
神社東方に祀り、『忌部塚』となっています。
毎年7月10日に、安房神社の神事「忌部塚祭」が斎行されています。
今回は、『忌部塚』へお参りに行きたかったのだけど、
狸子は怖がるだろうし、狸男は境内のどこにいるか不明だし・・・。
同行した狸母(狸男の母上)に狸子を見ててもらい、
私ひとりで、『忌部塚』お参りへ。
境内入る階段手前の、左手の小道を100メートルほど行ったところにあります。
行く道すがら、「冬眠から目覚めたヘビさんがいたらどうしよう。」
とか心配しながら、恐る恐る進んで、無事到着。
そこは、鬱蒼とした木々に囲まれ、少々薄暗い感じ。
近寄って、お参りをしましたが、他に人もいなくて、
なんだか、ちょっと怖くなってしまいました。(ヘタレですみません。)
この地で、神様と人々の関わりが、
本当に遠い昔から続いてるんだなあ・・・!と、
なんだか、古代のロマンに思いを馳せるのでした。
でも、やっぱり、『忌部塚』は、ちょびっと怖かったです。
では、次回は、ご利益と美味しいお話で安房神社編を〆ま~す。
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