コン、コン。~笠間稲荷神社編~

参拝ドライブ初め

 

『筑波嶺(つくばね)の 山のをのへも 霞みつつ 春はあづまに 立ちはじめけり 』(笠間 時朝)

年始は、早々に近所の氏神さまへは、お参りしましたので、

「さあ!猫田家、2017参拝ドライブ初めじゃ!」

狸男の希望「商売繁盛」のご利益、茨城『笠間稲荷神社』へ出発となりました。

笠間稲荷神社

 

[所在地]

茨城県笠間市笠間1番地

[車]

北関東自動車道「友部」「笠間西」IC~約15分

[電車]

JR水戸線「笠間」駅~徒歩約20分

[御祭神]

宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)

……生命の根源を司る「いのち」の根の神。農業・工業・商業・水産業など、あらゆる殖産興業の守護神。

人々の生活すべてに御神徳を授けて下さる神様です。現世利益の神様でも知られています。

須佐之男命(すさのおのみこと)と神大市比売神(かむおおいちひめのかみ)の間の御子。

[御由緒]

第36代孝徳天皇の御代、白雉2年(651)の創建と伝わっています。

江戸時代には、笠間藩の祈願所となり、藩主の篤い崇敬を受けました。

今日では、日本三大稲荷のひとつとして人々に親しまれ、年間350万余の参拝客が訪れているそうです。

※日本三大稲荷・・・「伏見稲荷大社・竹駒神社・笠間稲荷神社」「伏見稲荷大社・笠間稲荷神社・祐徳稲荷神社」「伏見稲荷大社・豊川稲荷妙厳寺・祐徳稲荷神社」など諸説あり。

 

稲荷神社におキツネさん

 

「お稲荷さん」の神様が、「おキツネさん」と思っていた方もいるのではないでしょうか。

実は、私も「神社検定」の勉強をする前までは、そう思っていました。

「おキツネさん」は、神様ではなく、「神様のおつかい」なんですね。

「神様のおつかい」の霊獣を「眷属」「神使」ともいいます。

熊野神社のカラス、八幡神社の鳩、三峯神社はオオカミですね。

平安時代以降、明治時代以前まであった「神仏習合」により、稲荷大神が仏教の「茶枳尼天(だきにてん)」の垂迹とされたことで、おキツネさんが稲荷の御祭神と混同されるようになったらしいです。

(垂迹・・・神仏習合の考えのひとつ。日本の神様は、仏教の仏・菩薩が民衆を救うために現れた仮の姿である(権現)という思想。)

「茶枳尼天」は、別名「白晨狐菩薩(びゃくしんこぼさつ)」といい、「キツネの精」とされていました。

このことから、いつの間にか、稲荷の御祭神と「おキツネさん」が混同され理解されたそうなんです。

・・・と、ノウガキはこれくらいにしましょ。

(続く・・・・・。)

 

 

 

 

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