『御守り』のちょっとした疑問
では、『神社まめ知識』コーナー、
今回は、『御守り』のお話。
Q. 数え方
![三峯神社 気守1](https://kamisama-wc.info/wp-content/uploads/2016/03/IMG_20160308_223624-e1457444666971-223x300.jpg)
A.『御守り』と『お札』の数え方は、「体」(たい)。
「一体、二体・・・」と、数えます。
また、神様については、「はしら」(はしら)あるいは「座」。
「一柱(ひとはしら)・二柱(ふたはしら)・・・」
と、数えます。
Q. 御守り袋の中身を開けるとバチがあたる?
A. バチはあたりません。
まず、「御守り」の袋は、ただの袋です。
袋の中身が「御守り」です。
この中身は、『内符』(ないふ)といいます。
で、袋を開けると、バチはあたりませんが、
汚れることになるので、神様のお力が弱まってしまいます。
だから、開けない方がいいのですって。
『内符』のみ授与されている場合、紙に包まれているので、
その紙の包みを開けてはいけないそうです。
理由は、同じく汚れることになるからです。
Q. 御守りをいくつも持っていたら神様がけんかする?
A. 神様は、そんなことでけんかなんか、なさいません。
持ちたい御守りを、好きなだけ持っていて良いそうです。
![お守り](https://kamisama-wc.info/wp-content/uploads/2016/04/IMG_20160407_220248-e1460034816198-300x232.jpg)
私シルキー猫田が持ち歩いている、「最強運ポーチ」には、
これくらいの御守りを入れています。
1年くらい経ったら、神社へ納めて、
また新しく頂いてくるようにしています。
Q. 御守りは、大切にしまっておくもの?
A. NO. 「御守り」は、洋服のポケットやバッグにいれたりして、
普段から身に着けるようにすると良いそうです。
「御守り」には、神様の力が宿っている、ありがたいものです。
神様を身近に感じ、日々お祈りする気持ちを忘れないことが大切ですね。
Q. 古い御守りは、どうしたらいい?
A. 神社にある、「古神札納め所」などに納めます。
神社で頂いた御守りは、神社へ。
お寺で頂いた御守りは、お寺へお返しするのが、
一応ルール。
![えとたま お守り](https://kamisama-wc.info/wp-content/uploads/2016/04/IMG_20160407_224500-e1460037068516-197x300.jpg)
神社によっては、お寺の御守りも預かってくれます。
また、他の神社の御守りを預かれない神社もあるので、
確認してから納めるようにするといいでしょう。
お返しした御守りやお札は、お焚き上げをして下さいます。
お焚き上げは、浄火の力によって燃やすこと。
これまでお守り頂いた神様に感謝して、
天界に還っていただくという、日本古来の風習です。
ただし、燃やせない素材のものは、返せない場合もあり、
また、古くなった人形などは、供養を行っている寺社に
持っていきましょう。(必ず、確認してね。)
※写真は、神田明神で頒布されている『えとたま』御守り。
狸子が、自分の干支じゃないのに、この寅年のを気に入って、
頂いてきました。
それでは、元気にお参りに行ってらっしゃ~い!(狸吉)
![椅子の狸吉](https://kamisama-wc.info/wp-content/uploads/2016/04/IMG_20160331_235352-e1460036192421-264x300.jpg)
*参考文献:『神社のおしえ』神田明神編著
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