神社まめ知識・アレの名前編

意外と知らないアレの名前

調子にのって、「神社まめ知識」続いてます。

今回は、「神社でみかけるアレ」の名前特集・第1弾。

(って、第2弾とかつづくのかい?)

鳥居にも種類があるよ

 

「鳥居」は、神聖な神域への門。

語源・起源には、『古事記』に出てくる、

鳥の止まり木を起源とする説があります。

代表的な鳥居の形態は2種類あります。

九頭龍神社 水中鳥居

こちらは、「明神鳥居」。

鳥居の一番上の横柱が、上向きに反っています。

(写真は、九頭龍神社の鳥居です。)

 

 

 

 

御岩神社 鳥居

(こちらは、御岩神社の鳥居です。)

「神明鳥居」という形態の鳥居です。

鳥居上の横柱が一直線です。

鳥居が複数ある場合は、聖域が高まる段階ごとに

設けられます。

 

 

 

三峯神社 鳥居

珍しい鳥居もあり、写真は、三峯神社の「三ッ鳥居」です。

 

 

 

 

 

手を洗うところ

 

一礼して、鳥居をくぐって、さあお参り!

・・・の前に、手と口を洗う?

のではなく、「手水(てみず)取る(使う)」といいます。

手と口を清めるのは、「禊(みそぎ)」を簡略化したものだそう。

※『古事記』に、伊邪那岐尊(いざなきのみこと)が

黄泉の国(死者の国)から帰って来られた時に、

身に着けているものをすべて脱ぎ、

水に浸かって「禊祓(みそぎはらえ)」をした話があります。

これが、「禊」の起源です。

師岡熊野神社 手水舎

で、「手水を取る」ところ。

鳥居をくぐったところ、参道脇にありますね。

「手水舎(てみずしゃ)」といいます。

写真は、師岡熊野神社の手水舎です。

「禊祓」と鉢に刻まれています。

「洗心」「浄心」という文字が刻まれているところも多いですね。

「手水を取る」作法は、

一、右手でヒシャクを取り、清水を汲んで左手にかけて左手を清めます。

二、ヒシャクを左手に持ち替え、右手を清めます。

三、再びヒシャクを右手に持ち、左の手のひらに水を受け、口をすすぎます。

四、もう一度、左手を水で流し、ヒシャクを縦にして、

ヒシャクの柄に残った水を流します。

五、ヒシャクを、元の場所に伏せて置きます。

※注意!

ヒシャクに口をつけて、水を飲んではいけません。

 

これな~んだ?

 

今回の最後は、じゃん!

お祓い棒

知ってるようで、知らない、

これの名前。

狸子は、『お祓い棒』と呼んでいます。

ご祈祷の時とか、結婚式の時とか、

神主さんが持って、ワシャワシャ振ってるアレです。

もちろん、正式名称は『お祓い棒』でも『うまい棒』でもなく、

『大麻(おおぬさ)』といいます。

※神様に捧げる物や、罪を祓うときに差し出す物を『幣(麻)』(ぬさ)

といい、大麻とは、その幣(麻)を美しく称えて呼んだものだそうです。

神主さん、ワシャワシャ振り回してるんではなく、

「左右左」と振ってお祓いしてるんですよ。

 

神社で目にする、色々なもの。

知ってると、お参りもまた楽しくなりますよね。

 

落ちている狸吉

今回は、ここまで。

「おやすみにゃさいzzz」(狸吉)

 

 

 

 

 

 

 

 

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