意外と知らないアレの名前
調子にのって、「神社まめ知識」続いてます。
今回は、「神社でみかけるアレ」の名前特集・第1弾。
(って、第2弾とかつづくのかい?)
鳥居にも種類があるよ
「鳥居」は、神聖な神域への門。
語源・起源には、『古事記』に出てくる、
鳥の止まり木を起源とする説があります。
代表的な鳥居の形態は2種類あります。
![九頭龍神社 水中鳥居](https://kamisama-wc.info/wp-content/uploads/2016/03/P1000662-e1459177117844-300x286.jpg)
こちらは、「明神鳥居」。
鳥居の一番上の横柱が、上向きに反っています。
(写真は、九頭龍神社の鳥居です。)
![御岩神社 鳥居](https://kamisama-wc.info/wp-content/uploads/2016/03/P1000569-300x225.jpg)
(こちらは、御岩神社の鳥居です。)
「神明鳥居」という形態の鳥居です。
鳥居上の横柱が一直線です。
鳥居が複数ある場合は、聖域が高まる段階ごとに
設けられます。
![三峯神社 鳥居](https://kamisama-wc.info/wp-content/uploads/2016/03/P1000724-300x225.jpg)
珍しい鳥居もあり、写真は、三峯神社の「三ッ鳥居」です。
手を洗うところ
一礼して、鳥居をくぐって、さあお参り!
・・・の前に、手と口を洗う?
のではなく、「手水(てみず)取る(使う)」といいます。
手と口を清めるのは、「禊(みそぎ)」を簡略化したものだそう。
※『古事記』に、伊邪那岐尊(いざなきのみこと)が
黄泉の国(死者の国)から帰って来られた時に、
身に着けているものをすべて脱ぎ、
水に浸かって「禊祓(みそぎはらえ)」をした話があります。
これが、「禊」の起源です。
![師岡熊野神社 手水舎](https://kamisama-wc.info/wp-content/uploads/2016/03/P1000901-e1458614621494-300x241.jpg)
で、「手水を取る」ところ。
鳥居をくぐったところ、参道脇にありますね。
「手水舎(てみずしゃ)」といいます。
写真は、師岡熊野神社の手水舎です。
「禊祓」と鉢に刻まれています。
「洗心」「浄心」という文字が刻まれているところも多いですね。
「手水を取る」作法は、
一、右手でヒシャクを取り、清水を汲んで左手にかけて左手を清めます。
二、ヒシャクを左手に持ち替え、右手を清めます。
三、再びヒシャクを右手に持ち、左の手のひらに水を受け、口をすすぎます。
四、もう一度、左手を水で流し、ヒシャクを縦にして、
ヒシャクの柄に残った水を流します。
五、ヒシャクを、元の場所に伏せて置きます。
※注意!
ヒシャクに口をつけて、水を飲んではいけません。
これな~んだ?
今回の最後は、じゃん!
![お祓い棒](https://kamisama-wc.info/wp-content/uploads/2016/03/IMG_20160330_171714-e1459429700410-228x300.jpg)
知ってるようで、知らない、
これの名前。
狸子は、『お祓い棒』と呼んでいます。
ご祈祷の時とか、結婚式の時とか、
神主さんが持って、ワシャワシャ振ってるアレです。
もちろん、正式名称は『お祓い棒』でも『うまい棒』でもなく、
『大麻(おおぬさ)』といいます。
※神様に捧げる物や、罪を祓うときに差し出す物を『幣(麻)』(ぬさ)
といい、大麻とは、その幣(麻)を美しく称えて呼んだものだそうです。
神主さん、ワシャワシャ振り回してるんではなく、
「左右左」と振ってお祓いしてるんですよ。
神社で目にする、色々なもの。
知ってると、お参りもまた楽しくなりますよね。
![落ちている狸吉](https://kamisama-wc.info/wp-content/uploads/2016/03/DSC_0024_2-e1459430877761-300x266.jpg)
今回は、ここまで。
「おやすみにゃさいzzz」(狸吉)
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