東京唯一の安倍晴明公ゆかりの神社
『恋しくば 尋ね来て見よ 和泉なる 信太の森の うらみ葛の葉』
平安時代の陰陽師・安倍晴明公ゆかりの神社が東京都内にあると、以前新聞の記事で知りました。
昨年は、フィギュアスケート羽生結弦選手が安倍晴明に関連した演目を滑っていたことで、「ユヅリスト」の聖地ともなっていたらしいです。
「お~!それは、是非とも参拝に行かなければ!」
と、やっと、この度訪れることができました。
五方山 熊野神社
[所在地]
東京都葛飾区立石8-44-31
[電車利用]京成線「立石駅」・「青砥駅」~徒歩10分
[車利用]専用駐車場ありません。
近隣のコインパーキングを利用となりますが、わかりにくいため、車利用はおすすめしません。
[御主祭神]伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)
*主なご利益は「縁結び」「家内安全」
[相殿神]速玉男大神(はやたまおのおおかみ)
事解雄大神(ことさかおのおおかみ)
*主なご利益は「厄除け」「病気平癒」
[御由緒]
平安時代中期、一条天皇の長保年間(999~1003)に創建されました。
平安時代の最も有名な陰陽師・安倍晴明公は、当時の最先端の呪術や化学であった天文道・占いなどの陰陽道に関して卓越した知識をもっていました。
花山上皇が那智山中で修行を行われていた際、天狗が現れ様々な妨害を繰り返していました。
困った上皇は、都から晴明公を呼び寄せ、天狗の妨害を防ぐよう命じました。
そこで晴明公が、岩屋に大勢の天狗を封じ込める祈祷をしたところ、天狗たちの妨害は見事に収まり、上皇は修行を無事に終えられました。
上皇の信頼を得た晴明公は、陰陽師として名声を極めました。
後に、清浄なる聖地を求める旅の途中、たまたまこの地に立ち寄り、この地を選定したと伝えられています。
この立石の地域は、近くを流れる中川の中州にあるため、水害になやまされていました。
そこで、安倍晴明公が陰陽道の陰陽五行説(木火土金水)に基づき、三十間五角(一辺が約55mの正五角形)の非常に珍しい形の境内地に結界を張り巡らせ、『五方山 熊野神社』と古くから呼ばれてきたそうです。
!!
境内地が「五角形」なのです。現在は、住宅などが隣接していて、元の「五角形」を実感することはできませんが、確かに「正五角形」なのです。(航空写真などを見ると、わかります。)
そのせいか、境内にいると、なんだか不思議な感覚になりました。
(続く・・・・・。)
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