日本神話最強の神様~鹿島神宮編~

創建は皇紀元年(紀元前660年)

『霰降り 鹿島の神を 祈りつつ 皇御軍(すめらみいくさ)に 我は来にしを』(大舎人部千文)

今回は、常陸国一宮『鹿島神宮』のお話です。

『鹿島神宮』といえば、レイラインの東の起点としても知られています。

「パワースポットの中のパワースポット」といったところでしょうか。

鹿島神宮

 

鹿島神宮 大鳥居 [所在地]

茨城県鹿嶋市宮中

[電車利用」

JR鹿島線「鹿島神宮駅」~徒歩10分

鹿島臨海鉄道大洗鹿島線「鹿島神宮駅」~徒歩10分

[車」

東関東自動車道「潮来IC」~15分

東京駅から高速バス「鹿島神宮駅」行き

 

鹿島神宮 扁額 [御祭神]

武甕槌大神(たけみかつちのおおかみ)

[御由緒]

神代の昔、天照大御神の命を受けた武甕槌大神は、香取の経津主大神(ふつぬしのおおかみ)とともに、出雲国に向かわれ国譲りを成就し、皇孫(すめみま)の国たるべき日本の建国に挺身されました。

とりわけ東国における神功はきわめて大きく、関東開拓の礎を築きました。

後に、神武天皇は、その御東征の途中に窮地に陥られましたが、武甕槌大神の「韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)」の神威により救われました。

この神恩に感謝された神武天皇は御即位の年、武甕槌大神を鹿島の地に勅祭されました。

皇紀元年、(紀元前660年)の頃といわれています。

・・・「武甕槌大神」は、記紀神話のなかでも「最強」ともいわれている神様ですよね。

武道・刀剣・勝利の神様で、剣術の道場なんかには、「経津主大神」とともに掛け軸がかかっていたり、相撲の神様でもあるんですね。

新しい事を始めるときにお参りするとご利益があるとか、縁結びのご利益もあるとか、色々なご利益の説がありますが、全部ひっくるめて「お願いごと」がかなう、のでしょう。

なんたって、八百万の神様たちのなかで、最強の神様なんですから!(と、私は信じています。)

『鹿島神宮』と『香取神宮』

 

鹿島神宮 楼門前

ところで、明治時代以前は、伊勢・鹿島・香取だけが「神宮」の社号を許されていたのですよ。

毎年の例祭のうち、6年に一度は天皇陛下の御使である勅使が派遣される勅祭となるんです。平安時代の頃はもっと頻繁に奉幣使が派遣されていたそうです。さらに、20年に一度社殿を建て替える、「造営遷宮」も行われていました。(現在は、建て替えず修繕・改修のみ)

このような制度が整った時代は、奈良や京都に朝廷があったわけだから、東のはしの『鹿島神宮』と『香取神宮』が、どれだけ重要視されていたかがわかりますね。『息栖神社』と合わせ、「東国三社」と呼ばれています。

古代、東北地方(茨城以北)を平定するのに、ここ『鹿島神宮』と『香取神宮』が重要な拠点でもあったんです。ずっと、北方面に睨みをきかせているわけなのです。

(続く・・・・・。)

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