レイライン東の起点です。
『赤玉は 緒さへ光れど 白玉の 君が装し 貴くありけり』(豊玉姫命)
さて、神社検定の受験勉強の息抜きに、ちょいとドライブに行って参りました。
房総半島の東側、九十九里浜近く『玉前神社』。
上総国一之宮であり、式内名神大社でもある由緒の古い、格式高い神社です。
また、春分・秋分の日には、九十九里から昇る日の出の光が、一の鳥居を照らします。
この日の出の位置と玉前神社を結ぶ延長線上には、『寒川神社』『富士山』『七面山』『竹生島』『元伊勢』『大山』『出雲大社』が並び、「御来光の道」(レイライン)と呼ばれています。
[所在地]
千葉県長生郡一宮町一宮3048
[電車利用]JR外房線「上総一之宮」駅~徒歩8分
[車]
九十九里波乗り道路一宮インターすぐ国道128号線すぐそば
[御祭神]
玉依姫命(たまよりひめのみこと)
神話「古事記」には、海神・豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が夫・日子火火出見命(ひこほほでみのみこと)=山幸彦の故郷の浜辺で鵜茅葺不合命(うがやふきあえずのみこと)を出産後、妹の玉依姫命にその御子の養育を託して海へ去られたことが記されています。
また、その後、鵜茅葺不合命と玉依姫命が結婚し、神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)=神武天皇が生まれたのです。
つまり、玉依姫命は、初代神武天皇のお母さんなんですね。
[御由緒]
玉前神社がある一宮町は、一年を通じて寒暑の差が少なく、温暖な気候に恵まれた土地で、縄文弥生の頃から人々の営みがあったことが、遺跡や貝塚などにより明らかにされています。
この一宮町の名称の由来となった玉前神社は、上総国に祀られる古社であり、平安時代には「延喜式神名帳」に名神大社として列せられ、古くから朝廷・豪族・幕府の信仰を集め、上総一之宮の格式を保っています。
[御神徳]
日本の東の端に位置する神社として日の信仰があり、新しく始まる事象・起業・再生・発祥等の守護、また月の信仰により、子授け・安産・子育て・精神など主に女性の神秘的な守護が有名です。
源頼朝公が妻政子の安産を祈願したことも伝えられています。
人と人とのご縁を結ぶとして、商売や縁結びの信仰も篤く、吉方位の神社としても多くの参拝者が訪れるということです。
それでは、お参りいきますよ~!
(次回へ続く・・・・・。)
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