境内社
こちらは「恵比須様」。
商売繁盛の神様ですね。
「天神社」
菅原道真公をお祀りしています。
学問の神様。
境内社は、この古墳の下、奥にも「明治社」があります。
「明治社」は、明治時代に埼玉地区の神社を合祀した神社で、合祀神は16柱もあります。
万葉灯籠
階段を上ると、『前玉神社』の御社殿です。
と、階段の登り口の両側に、「万葉灯籠(まんようとうろう)」2基。
元禄10年(1697年)10月15日、当神社の氏子たちが所願成就を記念して奉納したものです。高さは180センチメートル。
この地を詠んだ万葉集の歌、「小崎沼」と「埼玉の津」が刻まれています。
※右側「埼玉の津」の碑
『佐吉多万能 津爾乎流布禰乃 可是乎伊多美 都奈波多由登毛 許登奈多延曽禰』
(埼玉(さきたま)の 津(つ)に居(を)る船の 風をいたみ 綱は絶ゆとも 言(こと)な絶えそね)
※左側「小埼沼」の碑
『前玉之 小埼乃沼爾 鴨曽翼霧 己尾爾 零置流霜乎 掃等爾有欺』
(埼玉の 小埼の沼に 鴨そ翼(はね)霧(き)る 己(おの)が尾に 降りおける霜(しも)を 払(はら)ふとにあらし)
「万葉集」にある歌が作られた時代は、まだ「ひらがな」が無く、文字が全て漢字だったのです。
今ある、普通に読める「漢字&ひらがな」の「万葉集」の歌は、後世に学者たちが訳したものです。
ここにある「万葉灯籠」は、元禄時代に奉納されたものだそうで、氏子たちは、歌をわざわざ原文のまま刻んで奉納したのでしょうね。
前玉神社 御社殿
それでは、少し階段を上り、参拝。
拝殿は、よく見ると、美しい彫刻がたくさん施されてます。
古墳の真上にある為か、すごく静謐な感じがします。
男女神が祀られているので、「恋愛成就」「夫婦円満」の御利益があるそうですよ。
龍泉池
お社がある古墳(浅間塚)の下には、「龍泉池」。
「のぼり」がたくさん立てられていて、その「のぼり」に「龍泉池」とあったのですが、説明板がないので、詳しいことがわかりません。
よく「弁天様」の祀られている池の形に似てます。
「のぼり」
この「のぼり」に書かれていることを記録するのを忘れました。
次回のミッションといたします。
というわけで、この池に関しては、謎。
猫みくじ
社務所には、「猫みくじ」があります。
飼い猫である4匹の写真が貼ってある、4つの箱のうちの一つから「おみくじ」を引くシステム。
中には、「おみくじ」と色ちがいの猫のチャームが入ってます。
私は「きなこDX」の箱からひきましたよ。
「金」でした。
「家運隆盛」「千客万来」の御利益。
トイレありますが・・・
トイレは鳥居・社務所の横です。
和式オンリーなので、苦手な方はコンビニ利用をおすすめします。
後ろ髪を引かれ・・・
帰る前に社務所前のベンチで休憩しよ・・・。
と、どこかへ散歩に行ってた「きなこDX」が登場し、猛ダッシュで近づいてきたのです。
また真ん前でゴロゴロ、スリスリ。そして、またぷいっと、社務所へ入って行きました。
じゃ、そろそろ帰りまひょか。
なんとなく視線を感じて振り返ると、社務所の中からこちらを窺ってる「きなこDX」が。
お見送りに出て来てくれたのかしら。
後ろ髪引かれる思いで、「また来るね。」と帰路についたのでした。
帰り際に、「きなこDX」の他にも茶白(「ガガ」)らしき子が境内に現れるのが見えましたよ。
猫田家おススメ度
『前玉神社』☆☆☆☆☆(満点)
猫好きさんは、是非お参り行って頂きたい!
猫田は、猫田というだけに、猫さんの可愛さに目がくらみ、もう依怙贔屓じゃ!
おススメ度は満点!
『前玉神社』の猫たちは、アイドルなだけでなく、真に「神様のお使い」のよう。
猫さんと戯れた後は、きっと良いことが起こりそうな気がします。
猫だけでなく、古墳の上に建てられている神社は珍しく、「パワースポットがパワースポットの上にある」のですから、お参りすると心身ともにスッキリしますね。
それでは、また素敵な神社に出会えますように!
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