海辺の樹叢トンネル
『佐奈都良(さなつら)の 岡に粟蒔き 愛しきが 駒は食ぐとも 吾はそとも追じ』(万葉集)
2週間前に『大洗磯前神社』へ参拝したので、今回はその「対の宮」である『酒列磯前神社』へ出かけました。
海辺にあり、参道は両脇の木々によるトンネルになっていて、感動しました。
酒列磯前(さかつらいそさき)神社
[所在地]
茨城県ひたちなか市磯崎町4607番地2
[電車利用]ひたちなか海浜鉄道湊線「磯崎駅」~徒歩約10分
ひたちなか海浜鉄道湊線「阿字ヶ浦駅」~徒歩約15分
[車利用]北関東自動車道~常陸那珂道路「ひたち海浜公園」IC~約10分
参拝者用駐車場あり(無料)
[御主祭神]少彦名命(すくなひこなのみこと)=えびすさま
医薬の祖神。醸造の神様・特に酒の神様。
「菅原道真公」が、学問の神様と崇めていたことから「学業成就」「合格祈願」が多い。
[御配祀神]大名持命(おおなもちのみこと)=だいこくさま
福徳を授ける神様。
『酒列磯前神社』=「酒列さま」のご利益は「病気平癒」「健康長寿」「家内安全」「商売繁盛」「漁業」「知徳剛健」として、信仰されています。
[御由緒]文徳天皇の御代、斉衡3年(856)12月29日、常陸国鹿島郡大洗磯前に御祭神「大己貴命」「少彦名命」が御降臨になり、塩焼き(塩を精製する者)の一人に神がかりして、「我は大奈母知、少比古奈命なり。昔此の国を造り訖へて、去りて東海に往きけり。今民を済わんが為、亦帰り来たれり。」と託宣され、当『酒列磯前神社』が創建され、また現在の東茨城郡大洗町には『大洗磯前神社』が祀られました。
「酒列」の語源は、磯崎の海岸に見られるのこぎり歯状の岩石が列なる特異な様子「逆列(さかつら)」が基になっているとか。
神社のある丘の下は、海が間近です。
海岸方面へ降りる参道もあり、磯の香りが漂って独特の雰囲気がある神社でした。
(次回へ続く・・・・・。)
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